#08
eating / drinking
漆器
Japan
漆器:
削り出した天然木に何層も漆を塗り重ねた漆器は、ふっくらとやわらかい触りごこち。口当たりがよく、軽く丈夫で使い心地も抜群です。また、経年変化によって生まれる光沢も漆器の味わいの一つです。
漆器はハレの日に使うものというイメージがありますが、重箱の蓋をチーズプレートとして使ったり、お椀の蓋をひっくり返しておつまみのナッツや、ちょっとしたデザートを盛りつけたりするなど、少しの工夫を加えるだけで用途の幅が広がり、日常使いすることができます。縁があるお膳は、ベッドテーブルとして使うこともできます。
海外では'JAPAN'とよばれている、日本の伝統的な工芸品の漆器。 さまざまな特徴をもつ日本各地の漆器の伝統は、今でもしっかりと守り続けられています。
お祝い事の際に記念となる新しい漆器を購入したり、扱いが慣れないいうちは骨董市などで買って気軽に使ってみるのもおすすめ。
天然素材から作られた漆器は、修復が可能で、長く使うことができます。「修理できるから大丈夫」というくらいの気持ちで、自由な発想で日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
漆器はハレの日に使うものというイメージがありますが、重箱の蓋をチーズプレートとして使ったり、お椀の蓋をひっくり返しておつまみのナッツや、ちょっとしたデザートを盛りつけたりするなど、少しの工夫を加えるだけで用途の幅が広がり、日常使いすることができます。縁があるお膳は、ベッドテーブルとして使うこともできます。
海外では'JAPAN'とよばれている、日本の伝統的な工芸品の漆器。 さまざまな特徴をもつ日本各地の漆器の伝統は、今でもしっかりと守り続けられています。
お祝い事の際に記念となる新しい漆器を購入したり、扱いが慣れないいうちは骨董市などで買って気軽に使ってみるのもおすすめ。
天然素材から作られた漆器は、修復が可能で、長く使うことができます。「修理できるから大丈夫」というくらいの気持ちで、自由な発想で日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
骨董市で伺ったはなし:
かつて、お祝い事や年中行事を自宅で行うことが一般的だったため、一家に揃えてあった漆の器一式。今では食生活の多様化や核家族化が進んだことで、自宅で漆器を使う機会がへり、長い間しまったままになっていることが多いそうです。それらの使われていない漆器を、業者が買い取り、アンティークショップや骨董市などで販売しているのだそうです。また、料亭や旅館で使われていた大人数用の漆器で、数が揃わなくなってしまったものなども市場(しじょう)に出ているそう。骨董市では、合成素材以前に作られていた本漆器が多くみられ、比較的リーズナブルな価格で購入することができます。
おすすめの骨董市
・ 北野天満宮骨董市(京都)
・ 弘法市(京都)
・ 富岡八幡宮骨董市(東京)
・ 世田谷ぼろ市(東京)
おすすめの骨董市
・ 北野天満宮骨董市(京都)
・ 弘法市(京都)
・ 富岡八幡宮骨董市(東京)
・ 世田谷ぼろ市(東京)
素地:
天然木を使った器は、保温性が高く、断熱性に優れています。温かい料理も冷めにくく、お椀に熱い汁を入れて手に持っても、熱さを感じさせません。
素地の木目、または器が水に浮くかどうかで天然木か見分けることができます。
素地の木目、または器が水に浮くかどうかで天然木か見分けることができます。
漆:
漆の木から採れるウルシオールを主成分とする樹液。塗料、下地、保護、接着剤、強化剤として使うことができる、優れた天然素材です。
漆には抗菌効果があります。お正月に食べるおせち料理を漆の重箱に入れて保存していたのも、昔から今に伝わる知恵の一つです。
素地を丈夫に美しく仕上げる漆は、古来より日用品から国宝まで幅広く使われてきました。
ヨーロッパでは、黒い漆器の美しさに影響されて、黒い光沢のあるピアノが作られたといいます。
漆の木が育つまで10〜15年かかり、一本の木から採れる漆の量はたった200ml。ウルシオール含有量が多く良質な日本の漆の日本国内自給率はわずか3%だそうです。漆と社会をつなぐ活動を行う「URUSHI NEXT」へ3,000円寄付することで、漆の木を1本の植樹と育成の支援をすることができます。www.urushinext.org/donation/
漆についてもっと読む > 金継ぎ
漆には抗菌効果があります。お正月に食べるおせち料理を漆の重箱に入れて保存していたのも、昔から今に伝わる知恵の一つです。
素地を丈夫に美しく仕上げる漆は、古来より日用品から国宝まで幅広く使われてきました。
ヨーロッパでは、黒い漆器の美しさに影響されて、黒い光沢のあるピアノが作られたといいます。
漆の木が育つまで10〜15年かかり、一本の木から採れる漆の量はたった200ml。ウルシオール含有量が多く良質な日本の漆の日本国内自給率はわずか3%だそうです。漆と社会をつなぐ活動を行う「URUSHI NEXT」へ3,000円寄付することで、漆の木を1本の植樹と育成の支援をすることができます。www.urushinext.org/donation/
漆についてもっと読む > 金継ぎ
お手入れ:
天然漆の器は、熱湯や揚げ物など高温のものをいきなり入れてしまうと、漆の表面が白く変色してしまいます。熱いものを入れるときは、あらかじめ漆器をあたためておきます。白く変色した漆器は、塗り直しをすることができます。
洗ったら布巾で水気をふきとり、すぐにしまわずに少しおいて乾燥させ、直射日光の当たらないところにしまいます。
※漆器には、木地に天然の漆を使用した「本漆器」のほかに、プラスチックや圧縮材に樹脂塗装した「合成漆器」があります。
山久漆工株式会社さまのご協力に深く感謝いたします。
洗ったら布巾で水気をふきとり、すぐにしまわずに少しおいて乾燥させ、直射日光の当たらないところにしまいます。
※漆器には、木地に天然の漆を使用した「本漆器」のほかに、プラスチックや圧縮材に樹脂塗装した「合成漆器」があります。
山久漆工株式会社さまのご協力に深く感謝いたします。
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