#19
decorating
太陽系時空間地図 地球暦
Heliostera
SURUGA, Shizuoka, Japan
- paper
- W59.4cm H84.1cm
the product:
地球暦は、1年の太陽系の惑星の動きを1兆分の1に縮尺した時空間の地図。1年を360度の円で表した暦は、朝日が真東から昇り、昼と夜の長さがほぼ等しい「春分の日」を年度の起点として、365日の1年が始まります。太陽を中心に“水金地火木土天海冥”の惑星の軌道が左回りに記されており、別売の9つの大小の「惑星ピン」を立てれば、私たちがいる地球と太陽を中心とした宇宙の動きを、毎日俯瞰することができます。
地球が1周回る自転の「1日」、月がひとめぐりする「ひと月」、地球が太陽の周りをめぐる「1年」という動きと時間のサイクル。私たちは、壮大な宇宙のサイクルの中で “今” を生きているということを感じられます。
時間のサイクル以外にも、地球の周りを回る月の軌道、西暦、旧暦、二十四節気*、朔弦望**、惑星会合***、土用****が記載されています。
暦として使うのはもちろん、アートポスターとして飾ったり、記念日や1年の予定を書き込んだりと、使い方は自由。
農作物や植物の成長記録をする農家の方や、骨・筋肉や血など細胞の代謝周期を記録するアスリート、妊娠期間の約40週を記録する妊婦さんなど、様々な分野で地球暦は活用されています。気分や体調、生理周期などを記録することで、気がつかなかった自分の365日のリズムが見えてくるかもしれません。
* 二十四節気(にじゅうしせっき):立春、夏至、大寒など1年を24つに分けた季節の節目を表した名称
** 朔弦望(さくげんぼう):暦で、月の満ち欠け 朔(新月)・弦(上弦の月、下弦の月)・望(満月)を示したもの
*** 惑星会合:2つの天体が一列に並んで惑星が直列する時
**** 土用:立夏・立秋・立冬・立春の直前の約18日間の季節の変わり目の期間
A1折なしポスターボックスケース梱包内容
・リーフレット
・ワークシート1枚
※写真は、日本標準時版(世界時+9時)になります。
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the maker:
杉山開知(すぎやまかいち)さんは、音楽の専門学校を卒業後、2002年より静岡で家業の農業を継ぐ傍ら、「時間」と「暦」について深く考えたことから、暦を作り始めます。 本質的に時計は、見ることができない時間を読み、自然と同調して暮らしていくために、暦を用いて時間を空間的な感覚として把握していくことが大切であると考えます。
そのような中、杉山さんは今の社会を動かしているアルゴリズムとは異なる、古代マヤ暦をきっかけに、メキシコなど中南米まで時間の計り方と天体の関係を先住民に学びに行きます。帰国後、西暦をはじめ、イスラム暦、ユダヤ暦など世界各国で使われている暦にも興味を持っていきます。
やがて、地球が太陽を365日で1周することや、月のめぐりなど、地球にいる私たちが共通して使えるわかりやすい暦が必要と考えます。そして2007年に、 宇宙の中の地球にいる私たちに必要な、新たな感覚や方向性を示す羅針盤として、「地球暦」を完成させます。
その後も地球暦は、さまざまな考えを持つ人が自由に使うことができるように、余計なものを削ぎ落として、シンプルな原型的なものになるように年々改良を重ね続けています。
日本標準時版(日本語)のほかに、アメリカ版、韓国版なども制作。
地球暦は、一部の小学校、中学校にも取り入れられるなど、さまざまな分野に広がっています。
愛知県安城市文化センタープラネタリウムでは、地球暦を映像と音楽で体験できるインスタレーションを常設展示しています。
シェフの奥田政行(おくだまさゆき)さんとともに、庄内の季節風土を図録化した書籍『食べもの時鑑』を制作。2017年グルマン世界料理本大賞へリテージ部門でグランプリを受賞。さらに2017年より、アンビエントアーティストの岡野弘幹(おかのひろき)さんと、毎年その年の太陽系の時の流れを1曲で表現したコラボレーションCDをリリース。作品は、国内外で高い評価を得ています。
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#20
keeping / cooking / decorating
ガラス壺
小泉硝子製作所
TAITO, Tokyo, Japan
- heat-resistant borosilicate glass, stainless steel
- Φ165mm H223mm 2000ml
the product:
ステンレスの吊り手とガラスのフタがついた、ガラス壺。ガラス職人の技を生かし、ひとつひとつ丁寧に吹き上げて製造しています。ホウケイ酸ガラスは、0℃から120℃まで一気に温度が変化しても割れない耐熱衝撃性と、酸やアルカリなどに強い耐薬品性が高いことから、理化学硝子でよく使われています。 煮沸も可能で、吊り手は取り外しができるため、隅々まで洗えて衛生的です。
目盛りなしと目盛付と、ガラス蓋付とガラス蓋なしの全4種類。
機能的なホウケイ酸ガラスでできたガラス壺は、無駄のない形で、生活のあらゆるシーンにあわせて実用的に使うことができます。
におい移りがないので、食品の保存に最適。2kgのお米がちょうど入る大きさです。口が広く、カップや枡を持った手を奥まで入れても取り出しやすいつくりになっています。
また、酸に強いため、ピクルスやレモンのシロップ漬けや、梅干し作りにぴったり。注ぎ口がついているので、使い勝手のよさも抜群です。フタは密閉できませんが、埃よけのカバーとして使うことができます。
日用品の収納や、大ぶりな花を生けたり、氷をいっぱい入れてワインクーラーとしても。吊り手があるので持ち運びしやすいところもうれしいポイントです。
ガラス壺やガラス蓋が割れてしまった場合でも、パーツごとの購入が可能です。
洗う際は、やわらかいスポンジやブラシ、たわしを使用してください。金属製たわし、研磨剤入りスポンジ、粒子の粗いクレンザーなどの使用はガラスに傷をつける原因となります。
直火、オーブン、電子レンジ、ホットプレー ト、ガスコンロ、セラミック製のコンロ、IHコンロでは使用できません。
熱湯を入れる場合は本体が熱くなりますので、ミトンなどをお使いください。
※写真は、目盛なしのガラス壺になります
※受注生産品
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the maker:
1912年、東京都台東区三ノ輪で創業。理化学医療用や、精密に量る体積計ガラスの製造販売を開始します。小泉硝子製作所は、ホウケイ酸ガラスを自社内で溶解できる数少ない国内メーカーのひとつ。理化学ガラスをはじめ、さまざまな分野のニーズに合わせたものづくりで、少量生産の強みを活かしています。 2000年には、オリジナルのコーヒーネルドリッパーを製作するなど、商品の開発も積極的に取り組み、新しい商品も、古くから製造し続けている変わらない商品も同じく、飽きずに長く使い続けられる商品を目指します。
日本製にこだわり、ガラスのものづくり一筋の小泉硝子製作所。初代の小泉重蔵は、硝子業界に功績を挙げたとして、勲五等双光旭日章を授与されました。
別名、耐熱ガラスや硬質ガラスと呼ばれているホウケイ酸ガラスは、耐薬品性にも優れていることから、理化学器具や照明器具、台所用品などで幅広く使われています。
私たちの身の回りにあるガラスは「ホウケイ酸ガラス」のほかに、板ガラスやコップなどの大量生産が可能な「ソーダガラス」や、透明度が高く、高級食器やシャンデリアなどの装飾品に使われている「クリスタルガラス」など、同じよう透明なガラスで特長が異なります。
小泉硝子製作所では「ホウケイ酸ガラス」ならではの特長や魅力を、ホームページやSNSで、日々の暮らしに馴染む使い方のアイディアを発信しています。
加工が難しい精巧な理化学ガラスは、熟練の職人であっても作ることは容易ではありません。どうしても出てしまう規格外品は、ガラスの材料として溶かして再利用します。そんな中、「使えるものを壊してしまうのはもったいない」という女性社員の発案で、10年前からガレージセールが開催されるようになりました。
この一般に開かれたガレージセールにより、これまで専門の人が使う理化学用品が、より身近に手にできる存在に。製品に入った泡や、ガラスを巻き取った筋など、手吹きガラスの味わいとしてとても人気です。
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#10
lighting / wrapping / keeping
ミツロウ
Everywhere
ミツロウとは
ミツロウは、花粉などとミツバチの体内で混ぜ合わせて分泌した蝋でできた六角形の巣を精製したものをいいます。未精製で漂白していない成分が残っている黄色いミツロウと、漂白した香りのない白いミツロウの2種類があります。黄色いミツロウは、採れる地域やミツバチ、ミツバチが集めた花の種類や花粉の量で、薄い黄色から濃いオレンジ、茶色と変わります。ほのかに甘い匂いがして、少しべったりした手触りです。
抗菌性と耐水性に優れていて、ろうそく、クレヨン、家具のワックス、革用のクリーム、バームなど、用途もさまざま。食用としても、型にミツロウを塗って焼くカヌレや、チョコレートや飴のコーティングなどにも使われているそうです。
抗菌性と耐水性に優れていて、ろうそく、クレヨン、家具のワックス、革用のクリーム、バームなど、用途もさまざま。食用としても、型にミツロウを塗って焼くカヌレや、チョコレートや飴のコーティングなどにも使われているそうです。
ミツロウ テーパーキャンドル
ミツロウは、一般的なロウソクの材料のパラフィンと比べて、融点が約62℃〜65℃と高くゆっくりと燃焼するため、すすがでにくいのが特徴です。
ヨーロッパの伝統的なディッピング式のテーパーキャンドルは、型がなくてもタコ糸があればキャンドルを作ることができます。タコ糸の真ん中を持って紐の両端を溶かしたミツロウにつけて、乾かす作業を繰り返してつくります。途中、芯をまっすぐになるように形を整えて、好きな太さになったら、吊るして固めます。
1本のタコ糸につながった2本のキャンドルは、ミツロウを同時にディッピング、乾燥ができて、使うときにはタコ糸を切って火を灯すという、全ての工程にタコ糸が存分にいかされています。ミツロウが垂れながら乾いた、重力を感じられる少し下ぶくれの美しいフォルム。
ミツロウキャンドルが灯すあたたかいオレンジ色のあかりと、ほのかに漂う甘い香りで穏やかな気分になります。
石油由来のパラフィン、ガスや電気のなかった時代に使われていたミツロウキャンドル。ミツバチによってつくられたミツロウキャンドルを灯すと、改めて自然と電気のありがたみを感じることができます。
ヨーロッパの伝統的なディッピング式のテーパーキャンドルは、型がなくてもタコ糸があればキャンドルを作ることができます。タコ糸の真ん中を持って紐の両端を溶かしたミツロウにつけて、乾かす作業を繰り返してつくります。途中、芯をまっすぐになるように形を整えて、好きな太さになったら、吊るして固めます。
1本のタコ糸につながった2本のキャンドルは、ミツロウを同時にディッピング、乾燥ができて、使うときにはタコ糸を切って火を灯すという、全ての工程にタコ糸が存分にいかされています。ミツロウが垂れながら乾いた、重力を感じられる少し下ぶくれの美しいフォルム。
ミツロウキャンドルが灯すあたたかいオレンジ色のあかりと、ほのかに漂う甘い香りで穏やかな気分になります。
石油由来のパラフィン、ガスや電気のなかった時代に使われていたミツロウキャンドル。ミツバチによってつくられたミツロウキャンドルを灯すと、改めて自然と電気のありがたみを感じることができます。
ビーズワックスラップ
布にミツロウを染み込ませた、ビーズワックスラップ。
乾燥しないようにパンやおにぎりを包んだり、お皿や容器に蓋をしたり、折り紙のように袋の形に折ってスナックをいれるなど、自由な形にできてとても便利です。包む時に、手のぬくもりでしっかりとおさえることで、、少しべたっとしたビーズワックスペーパーが柔らかくなりピタッとくっつきます。
ミツロウの抗菌・保湿効果で、鮮度を保てるのでフードロスの削減にも。
水洗いして、何度でも繰り返し半年から1年くらい使えます。使い終わったビーズワックスラップは、土にもどるので環境にも優しいです。
作りたいサイズの布と、ミツロウとアイロン、クッキングペーパーがあれば、簡単に作ることができます。
乾燥しないようにパンやおにぎりを包んだり、お皿や容器に蓋をしたり、折り紙のように袋の形に折ってスナックをいれるなど、自由な形にできてとても便利です。包む時に、手のぬくもりでしっかりとおさえることで、、少しべたっとしたビーズワックスペーパーが柔らかくなりピタッとくっつきます。
ミツロウの抗菌・保湿効果で、鮮度を保てるのでフードロスの削減にも。
水洗いして、何度でも繰り返し半年から1年くらい使えます。使い終わったビーズワックスラップは、土にもどるので環境にも優しいです。
作りたいサイズの布と、ミツロウとアイロン、クッキングペーパーがあれば、簡単に作ることができます。
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