#09
cutting / cooking
チョッパー
Kitchen Artefacts
TE MIRO, Waikato, New Zealand
- volcanic matai
- approximately W14.7cm D2cm H12.5cm
the product:
彫刻家だったトムが、好奇心から余っていた木を削って磨いてを繰り返しすうちに持ちやすい形になったという、偶然うまれたユニークな形のチョッパー。手で一つ一つ削り出され、仕上げには安全な植物ベースの塗料を用いて磨かれており美しい光沢を放ちます。
ピザやチーズ、ハーブやペイストリーをカットすることはもちろん、パン生地を分割するときなどにスケッパーとしても活躍。ボ ードを傷つける心配もなく、マルチユースが可能なアイテムです。 材料には、ニュージーランド原産のマタイの木が使われています。2000年ほど前、現在のニュージランドで起きたタウポの大噴火によって、川底で燃え残った木が火山灰に覆われ、長い年月をかけて火山灰を吸収したことで、密度が上がり、重く、色も濃くなったといいます。もともとマタイの木は密度が高い木ですが、灰によってさらに密度が上がり、このチョッパーでとうもろこしをカットすることもできるほど。表面の塗料が剥がれたように見える部分は、樹液と樹脂が合体したもので、そこから特殊で希少な歴史を垣間見ることができます。
(...)
(-)
the maker:
キッチン・アーティファクツは、彫刻家のトムとルイーズの2人によって設立された、造形の美しさと実用性を兼ね揃えたキッチンツールの会社です。トムは、農家で肉屋の父と、料理人の母のもとで育ち、食材への感謝の気持ちや、おいしくて栄養たっぷりの料理を作る喜び、そしてそれらを人と共有する大切さを教わりました。 火山の歴史が多く残る環境の中、さまざまな石に夢中になったという少年時代を経て、トムは彫刻家になりました。
キッチン・アーティファクツのツールは、食べ物への愛情と、自然素材への感謝、トムの潜在意識の中にある工具の概念とが組み合わさってできた形です。
使われている木材は、ニュージーランド各地から集めた貴重で希少なものばかりで、それぞれの木には物語があり、2つとして同じものはありません。機能と美しさを伴った希少な木でできたツールは、代々受け継がれることを願い、ヘリテージ・クックウェアと表現されています。
(...)
(-)
・とても希少で入手が困難な木のため、不定期の販売になります
・現在は、原生林から埋もれていた丸太を松林に再植林した、持続可能なブラックメアでつくられたスモール・チョッパーを主に販売しています
・現在は、原生林から埋もれていた丸太を松林に再植林した、持続可能なブラックメアでつくられたスモール・チョッパーを主に販売しています