#05
warming / relaxing / recycling
手織りのシープラグ
Hohepa
NAPIER, Hawkes Bay, New Zealand
- sheep wool, sheep skin, cotton
- approximately W65cm L260cm~
the product:
撚らずに元の質感をいかしたふわふわの羊の毛を、細長くつぎあわせた白い革に織り込んだボリュームたっぷりの個性的なラグ。知的障害者のためのコミュニティ、ホーヘパで学んでいるデイヴィッドによるデザインで、さまざまな素材を手で自由に織り込んでいく「さをり織り」という技法でつくられています。ホーへパで働くスタッフのヤスミンが日本に訪れたときににこの「さをり織り」を学び、今ではその織り方を生徒たちに教えています。ラグの材料の羊毛と革は、すべて地元の農家から寄付されたもの。材料が集まったときにラグを織るため、仕上がりの時期も不定期で、完成品の大きさや長さもさまざまです。
ホーヘパの敷地内にあるショップでは、デイヴィッドのラグが店頭にでるとすぐに売れてしまうほど地元でも人気です。
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the maker:
ホーへパは、1957年に知的障害者のある子供、若者、成人の治療的教育と社会的療法のためのコミュニティとして設立。現在では、ニュージーランド全土に4施設を展開し、シュタイナーカリキュラムとニュージーランドカリキュラムに基づいた教育を行っています。
哲学者、科学者、教育者であるルドルフ・シュタイナー博士の研究に触発されたというホヘパは、地域生活の中で暮らし、働くといった、自立した生活の経験を通じて、身体と精神の成長をめざしています。さをり織りなどの手織りの織物をはじめ、チーズやヨーグルト、キャンドルや木工玩具を製作したり、野菜を有機栽培して販売するなど、地域と密接した多くの活動をしています。
hohepahawkesbay.com
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