#20
keeping / cooking / decorating
ガラス壺
小泉硝子製作所
TAITO, Tokyo, Japan
- heat-resistant borosilicate glass, stainless steel
- Φ165mm H223mm 2000ml
the product:
ステンレスの吊り手とガラスのフタがついた、ガラス壺。ガラス職人の技を生かし、ひとつひとつ丁寧に吹き上げて製造しています。ホウケイ酸ガラスは、0℃から120℃まで一気に温度が変化しても割れない耐熱衝撃性と、酸やアルカリなどに強い耐薬品性が高いことから、理化学硝子でよく使われています。 煮沸も可能で、吊り手は取り外しができるため、隅々まで洗えて衛生的です。
目盛りなしと目盛付と、ガラス蓋付とガラス蓋なしの全4種類。
機能的なホウケイ酸ガラスでできたガラス壺は、無駄のない形で、生活のあらゆるシーンにあわせて実用的に使うことができます。
におい移りがないので、食品の保存に最適。2kgのお米がちょうど入る大きさです。口が広く、カップや枡を持った手を奥まで入れても取り出しやすいつくりになっています。
また、酸に強いため、ピクルスやレモンのシロップ漬けや、梅干し作りにぴったり。注ぎ口がついているので、使い勝手のよさも抜群です。フタは密閉できませんが、埃よけのカバーとして使うことができます。
日用品の収納や、大ぶりな花を生けたり、氷をいっぱい入れてワインクーラーとしても。吊り手があるので持ち運びしやすいところもうれしいポイントです。
ガラス壺やガラス蓋が割れてしまった場合でも、パーツごとの購入が可能です。
洗う際は、やわらかいスポンジやブラシ、たわしを使用してください。金属製たわし、研磨剤入りスポンジ、粒子の粗いクレンザーなどの使用はガラスに傷をつける原因となります。
直火、オーブン、電子レンジ、ホットプレー ト、ガスコンロ、セラミック製のコンロ、IHコンロでは使用できません。
熱湯を入れる場合は本体が熱くなりますので、ミトンなどをお使いください。
※写真は、目盛なしのガラス壺になります
※受注生産品
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the maker:
1912年、東京都台東区三ノ輪で創業。理化学医療用や、精密に量る体積計ガラスの製造販売を開始します。小泉硝子製作所は、ホウケイ酸ガラスを自社内で溶解できる数少ない国内メーカーのひとつ。理化学ガラスをはじめ、さまざまな分野のニーズに合わせたものづくりで、少量生産の強みを活かしています。 2000年には、オリジナルのコーヒーネルドリッパーを製作するなど、商品の開発も積極的に取り組み、新しい商品も、古くから製造し続けている変わらない商品も同じく、飽きずに長く使い続けられる商品を目指します。
日本製にこだわり、ガラスのものづくり一筋の小泉硝子製作所。初代の小泉重蔵は、硝子業界に功績を挙げたとして、勲五等双光旭日章を授与されました。
別名、耐熱ガラスや硬質ガラスと呼ばれているホウケイ酸ガラスは、耐薬品性にも優れていることから、理化学器具や照明器具、台所用品などで幅広く使われています。
私たちの身の回りにあるガラスは「ホウケイ酸ガラス」のほかに、板ガラスやコップなどの大量生産が可能な「ソーダガラス」や、透明度が高く、高級食器やシャンデリアなどの装飾品に使われている「クリスタルガラス」など、同じよう透明なガラスで特長が異なります。
小泉硝子製作所では「ホウケイ酸ガラス」ならではの特長や魅力を、ホームページやSNSで、日々の暮らしに馴染む使い方のアイディアを発信しています。
加工が難しい精巧な理化学ガラスは、熟練の職人であっても作ることは容易ではありません。どうしても出てしまう規格外品は、ガラスの材料として溶かして再利用します。そんな中、「使えるものを壊してしまうのはもったいない」という女性社員の発案で、10年前からガレージセールが開催されるようになりました。
この一般に開かれたガレージセールにより、これまで専門の人が使う理化学用品が、より身近に手にできる存在に。製品に入った泡や、ガラスを巻き取った筋など、手吹きガラスの味わいとしてとても人気です。
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