#16
drinking
サイダーグラス
DKRISTAL
GRANDA-SIERO, Asturias, Spain
- crystal
- H11.6cm ø8.5cm
the product:
スペインの伝統的なシードル(英語ではサイダー)を飲むためにつくられたサイダーグラス。シードルとは、産地でとれたりんごを醗酵させた微発泡白ワインのこと。 低アルコール度数と強めの酸味が特長です。スペイン北部のアストゥリアス地方は、有名なシードルの生産地のひとつです。
スペインのアストゥリアス地方には、シードルを飲む際の作法として、腕を伸ばして高いところから低く持ったグラスに注ぐ「エスカンシアール」があります。この寸胴で平らな底のグラスは、エスカンシアールによってしっかりとシードルに空気を含ませながら泡立たせ、香りを引き出す形状に設計されています。
また、より香りを感じるために、シードルが広くいきわる気孔率の高いクリスタルガラスを採用。全体的にワイングラスよりも薄いガラスでつくられているため、グラスを手にした際にシードルの温度をダイレクトに感じることができます。
このサイダーグラスのセラ 50 グラスは、スペイン・バスク特産のチャコリを入れて、チャコリグラスとしても使われています。
セラ 50 グラスは、セラ・グラスのシリーズで販売されています。500ml入るSella 50 Glass(セラ 50 グラス)、350ml入るSella 35 Glass(セラ 35 グラス)、250m入る「小さい」という意味のChiquito Sella Glass(チキート・セラ・グラス)の3種類。セラ 50 グラスは、一番最初につくられたことから、地元では「トラディショナル」とも呼ばれ、アストゥリアスの都市のGijón(ヒホン)の名付けられています。
チキート・セラ・グラスは、バスクでは、生ビールの小を意味するzurito(ズリト)からズリト・グラスとして定番として使われており、また別名ボデガ・グラスとしても人気です。
背丈がちがう寸胴のグラスのセラ・グラスのシリーズは、スペインの多くのバルや食堂で親しまれています。
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the maker:
1971年、ホセ・ラモン・ベルナルドがスペイン北部アストゥリアスに、ベルナルド・レプレセンタシオネスを設立。地元の人々がスペイン北部原産のシードルを飲むために、薄いガラスを必要としていたことから、ベルナルドは耐久性に優れた薄手のガラスでつくられたSella Glass(セラ・グラス)を作り出しました。 現在は、DKRISTAL(ディークリスタル)と名前をかえ、2代にわたり、ニーズにあわせたオーダーメイドのガラス製品やオリジナルのガラス製品の開発を続けています。
ディークリスタルが扱うグラスは、クリスタルやガラスよりも密度が高く、屈折率が高く、輝くほど透明です。耐久性もあり、比類のない薄さと軽さを実現しました。
ディークリスタルは、ワイングラス、カクテルグラス、コーヒーグラスやピッチャーなどグラスウェアに特化し、スペイン国内外の多くのレストランやバーで使われています。
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special thanks: Iván Montero Peláez